旅のお供に、タータンチェックのキルトスカート。



みなさんこんにちは。

今日も見に来てくださってありがとうございます。




大切なことなので冒頭で書かせていただきます。




今年が、2024年が、




あと1ヶ月半で終わります!



ぎゃー!




知っていますし、知らない人がいたらむしろびっくりしますが


それでも今年の暖かさはなんだか年末に向けての士気がなかなか上がらないと言いますか

どうにもこうにもシャキッとスイッチが入りにくいですよネ?(あら、ひょっとして私だけでしょうか。)



ですので、年内に縫い上げたいものがありましたら

皆様そろそろスピードアップしていきましょう。



誰から誰への呼びかけなのか分からないのですが

敢えて言うなら、わたしからあなたへ、、


というより私から私へのメッセージなのでした。



さて、ロンドン関連のブログはまだ続いておりまして

今日はロンドンに持って行きたいからこそ仕立てていたタータンチェックのキルトスカートについて


書かせて頂きたいと思います。



こちらのタータンチェックはブラックウォッチで良いのかな。

厳密に言うと違います。なのかもしれないのですが、少なくとも親戚筋ではあると思います。



ロンドンに向けて

ウール100%のタータンチェックが欲しくてずっと探していたのです。



ポリエステルが半分くらい入ったタータンチェックはよく見かけるのですが

そうでなくてウール100%のタータンチェック。


もちろん

ある、にはあるのですが。




かなり良いお値段のものが多くて

よく利用させて頂いている大塚屋さんでも「あ、いいかも〜」と思うものは4,000円/m。


さらに「これ素敵!」と思うものは7,000円/m(こちらは舶来生地のコーナー)。




普段お買い得生地を買わせていただくことに慣れてしまっている私は


ついつい他にもあるのではないか、と思って見送らせて頂いていました。




つまり ”ある” のに ”ない” と言って探している状態。




でも旅行の日も迫ってきていたので観念して買ってしまおう。ということで

再度出向いた大塚屋さんで


あら?


種類は少ないけれど2,000円/mというのがあるのを発見。



もちろん

値段が下がる分、あたりまえに先に見ていたものよりかは手触りが劣るのだけれど


暖かそうだし、ウール100%だったのでそちらで手を打ってしまいました。




お安い方といってもザラザラがさがさしている訳ではなくて

単品で触ると良いんじゃない?と言える品質のタータンチェック。


せっかく手間をかけて作るのだし、ずっと履いていたいと思えるものではあって欲しいですものね。



当たり前ですがタータンチェックとキルトベルトってやっぱり合います。




もしも作ってみたいな。と思われている方の少しでも参考になったらいいなぁということで


内側も。

今回のウールは特に厚みのあるものではなかったのですが

それでもウエスト周りに少しでもボリュームを足したくなかったので


見えないウエスト部分の見返しは黒の綿サテンに。



でも、巻きスカートがピラっとめくれて見えるところはもちろん共布にしてあります。



裏地はネイビーのキュプラ。


仕立てる前にもうすこしまともにアイロンをかけられなかったのですか、


と写真を見たら思いますが

その時は気にならなかったんだもの。




前たての見返しにはキルトスカートっぽさを強調するフリンジを挟み込んであります。



これは縦地で細く切った(ひとまず4㎝幅くらいに切ってあとで幅は調整)布の糸を引き抜いたものを使っています。


表から見た時に柄が合っていないと、おやおや?となるので

フリンジを作る場所の柄には気をつけた方が良さそう。


こちらは巻きスカートの奥になる部分。左前スカート。


ウエスト周りの見返しをあえて別布の薄地にしたことと同じ理由で

不要なボリュームはなるべく削ぎ落としておきたいので、見返し無しにしてあります。


表地と裏地の収まりが良いように星留めも。

見えない部分だし、ミシンでやってしまうという手もあると思いますが、なんとなくね。




ウエスト部分にボタンを1つ。

これがついていないと安定しないためにここはマストですよね。


キルトベルト側にも包みスナップなんかをつけたい場合はつけてもいいと思います。



これもお好みとしてになると思うのですが

キルトベルトだけでは風が吹いた時のスカートのペロリンが気になってしまうと思うので


同色のつつみスナップを付けてみました。



冬のスカートはアウターと合わせることが多いし、ウールはある程度の重みもあるのでさほどペロリンにはならないかもしれないのですが


あった方が安心なオプションは付ける主義。




複雑そうに感じるキルトスカートですが、今回はプリーツ部分も省略してあるので(これは旅行に持って行く前提というのもあって)

ファスナーつけという工程も無いし、意外とスムーズに作ることができました。



実は少し前に仕立てていた”パリジェンヌのブラックスカート”とベースのパターンは同じ。

服作りは コレ! という正解がないところがおもしろくて、想像力で色んな方向に広げていけるところが楽しい。


このシンプルなキルトスカート、とても履きやすいので冬の定番になってくれそうです。




あらら、旅の写真を織り交ぜながら・・・と思いつつも今日はボリューム多めで差し込む隙間がありませんでしたネ。



また旅先でのぼんやりと映ったあまり参考にならない着画も載せさせて頂きたいと思っています。





【パンにチョコクリーム】




ロンドンではなくパリでのことなのですが


現地に住むイラストレーターのmarineさんというとても素敵な方とお会いする機会に恵まれました。


お会いしてブランチしながら楽しくおしゃべりをして街歩きをアテンドしてくださって

なんと最後にスペシャルなお土産まで。





その時に持たせて下さったチョコクリーム。

肌寒くなってから暖かいラテと一緒に頂きたいなあと思って大切に温存しておりました。



やさしい甘さですっきりしていて、でもちゃんとカカオの風味が効いていて

それでいてビターすぎなくて


すっごい美味しい。なにこのクリーム!


スプーンですくってそのまま食べてしまいたいくらい。(でもさすがにそれは決してやってはいけない。)



となり

この日わたしはチョコレートクリームを塗ったパンを1日に3枚も食べてしまいました。


おいしいは幸せ。ですね。




今日も最後までお付き合いくださってありがとういございました。


それではまた!




I LOVE YOUR DRESS!

50年代60年代のシネマファッションに憧れる moiponの洋裁日記。