私が初めて買ったソーイングブック

荒れに荒れたお天気の大阪からこんにちは!
見に来て下さってありがとうございます☺︎




今日は私が初めて買ったソーイングブックをご紹介します。
発売は2005年

月居良子さんの『キャミソール&ワンピース』です。


私がまだこの作者の方を
「ツキイ リョウコ」さんだと思い込んでいた時代。


というかその後も10年ほどツキイさんやと思っていました。

正しくはツキオリ ヨシコさんです。



さてこの本を買った経緯について。

この本は私が大学生の時に発売になっています。

でね、ちゃんと大学生の時に買っています。


2005年の夏とかかなぁ〜



中学、高校とzipperやCUTIEという裏原系雑誌を熟読していた私は

「着るものを自分で作る」という事にすごい魅力を感じていて

本格的にやらないもののずっと気になる存在。


当時のzipperやCUTIEには夏にはたまに【ギャザースカートを作ろう!】みたいな特集とかがあって

色んな布で作ったスカートを可愛いモデルちゃん達が
Tシャツやキャミソール(が流行った時代)なんかと合わせて着こなしているのをすごくワクワクしながら眺めていました。



もう残っていないのが残念なんだけど
この当時、家にある母の嫁入り道具ミシンで

マドラスチェックのギャザースカート(もちろんウエストゴム)を作った覚えがあります。


きっとこれが私の服作りの原点。



洋裁を始めたきっかけはシネマファッションに憧れて、欲しい服が売ってないから作るしか無かったって言うのもあるけれど

そもそも「着るものを作る」の種はきっとこの頃(中高時代)にしっかりと植え付けられていて

芽はなかなか出さないものの根は深く深く伸びていた気がします。



そして大学生になって、バイトやら友達とのお遊びやらでしばらく服作りを忘れていたのだけれど

3回生の夏、就職活動がそろそろ始まる(当時は就活がやたらと前倒し傾向でしたよね)という空気から逃げたくて



布を買い、ハサミを持ち、創作の世界に逃げていったのでした。



《第一章、おわり。》





ってなりそうですが続きます。



で、そんな服作りに再び興味が出てきたタイミングで先程ご紹介した本に出会いました。



この本ね、実は
めちゃくちゃかわいい。



なんか、表紙の『キャミソール&ワンピース』の字体というか表紙のレイアウト、、、


もうちょっと素敵にできたと思う!


シリーズ化しているものだからしょうがなかったのかもしれないけど、、。




中身が可愛いだけにもったいないなぁ。



レースをまとったようなキャミソール
今の本には無い

イノセントなピラピラ感。



隠さなきゃ隠さなきゃ


みたいな実用的な部分にまだ興味のさほど無い大学生の私の心をグッと掴んでくれました。

うすうす

ぴらぴら



なんかキューンってなりませんか?



今になって見てみると

当時あまり興味のなかったこのワンピースなんかも
シンプルにラインが綺麗ですてき。

お帽子もかわいい。




作ってみたわけじゃ無いから分からないけど
これきっと綺麗なんだろうなぁ。



シンプルにフェミニンに。って感じが素敵です。




ギンガムチェックがこの服の瑞々しさを際立たせていますね。


合わせてるカゴバッグもかわいいなぁ。






じゃあ今いざ作って着ますか?と言われたらそうでないものもあるけれど

当時の私の服作りへの気持ちを上げてくれた大切な1冊です。



大学生の時に買ったこの本はどこに行ったのか分からなくなってしまったので
しばらくは手元になかったんですが

数年前に古本屋さんで再会。


もう作ることは無いかもしれないのですが
懐かしくてたまに眺めています。



ちなみにこの本を参考に当時少しだけキャミソールを作っています。

もちろん実物はもう無いのでへたくそイラストで。

当時からそのままを作るという発想はあまりなかったので
ベースだけ拝借していろいろなアレンジをしていました。


サブリナパンツやスカートやデニムは作ってません。



グリーンのキャミソールと
インド綿なんだかプロヴァンス風なんだか分かんないキャミソールと
ネイビードットのキャミソール。


グリーンのキャミソールは前でキュッとリボンを結ぶデザイン(一応オリジナル)がお気に入りでした。

白黒のサブリナパンツと合わせてちゃっかり気分は60'sの主婦。

「シザーハンズに出てきそう。」と思い込んで着ていた記憶が。



ブルー系のインド綿は当時なぜか私の中ではフランスの田舎風で
白のギャザースカートと合わせて

自転車の前カゴにバゲット差し込んで走ってるフランスの女の子気分。(たぶんkiriっていうクリームチーズのCMか何かと重ね合わせていた。)

この肩紐で結ぶキャミソールはさすがに1枚では心許ないので
たいてい白のTシャツかタンクトップ的なのを中に着ていました。



ネイビーに白の水玉模様はロールアップのデニムとピンクとオレンジの間みたいなカーディガンを合わせるのが
“パリジェンヌ風”と思い込んで着ていた記憶が。



どれも手芸屋さんのワゴンにクルクル巻いて売ってあるカットクロスとかから作っているので

生地もギリギリな上におそらく水通しも知らず
地の目の方向も無視していたかと。



それでも本人的には満足してちゃんと洗濯を繰り返して着ていました。


服作りは結局、正しいかどうかより楽しめているかどうかなんでしょうね。


楽しめていたら
正しい方法はいくらでも後付けで身につけられると思うので。



なので初心者の方は細かい技術の出来不出来(例えばギャザーだったり、ファスナーだったり、お袖付けだったり)よりも

「こうしたいな、あぁいうの作りたいな」が浮かぶ状態であることの方が重要だと思っています。


ほんとに続けていたら技術面はどうにかなってくるので

オリジナリティを消してしまわないように
楽しい服作りを嫌いになってしまわないように

細かいことは気にせず創作を続けて欲しいなって思います。




あぁ、長くなってしまいました!
赤いリネンのドレス
小さいお袖にしました。


半袖にしたことによって昭和っぽいんだけど。

大丈夫かいなこれってなっています。


でもこの半袖は着てみたら肩がキュッとコンパクトに見えていい感じだし、

取る気はなしです。

もう昭和で行きますか!







そではまた!

今週は洗濯のタイミングが難しそうですね。

I LOVE YOUR DRESS!

50年代60年代のシネマファッションに憧れる moiponの洋裁日記。