ボーダーカットソーを買うのが悔しくって。
みなさんこんにちは!
昨日に引き続きパリの旅行記を・・・のつもりだったのですが
ここで、パリに行く直前に作っていたお洋服について書かせて頂きたいなぁと思っています。
旅行の前というのは
「(直前のお天気予報を見て)この気温ということは、これだと寒い(暑い)かも」や
「やっぱりあの場所でこれを着るのをやめて、あれを持っていこう」
という具合に、どうしても洋服を出したり引っ込めたりをしてしまうものですよね。
さらに、ソーイングすることが趣味で、自分で洋服を作れるとなると
3日もあれば何か1つアイテムを追加できるのではないかとソワソワ。
むしろ3日もあるのに縫わないなんて、アンタ本気出してんの??
と思えてきたりもして。
そんなソワソワで3日前に黒のパンツを完成させ(仕立て始めたのは旅行5日前。)
2日前に黒のパンツと合わせたいフレンチ気分なボーダーカットソーを仕立てました。
まさにこの格好がしたくって。
ボーダーカットソーはフレンチスタイルの定番である上にらくちんで普段着にもぴったり。
普段着だから特別に嬉しい気分になるアイテムでは無いけれど
素敵に着こなすことへの憧れはあるし
ぜひとも持っていたいアイテム。
しかし、普段着のカテゴリーに入るはずなのにいざ買おうとすると
ボーダーのカットソーって結構いいお値段。(ですよね?)
でも定番だからこそきっと飽きることもないだろうし
良いものを買って長く着たらいいんだわ、着用頻度で考えたらむしろ安いはず。と覚悟して
アニエス・ベーやオーシバルやセントジェームスやルミノアといった
ボーダーカットソーと言えば!なブランドのお店には
何度も見に行きました。
でもいざお店でカットソーを手に取ると
”でもこれ買わなかったら本町あたりでめっちゃいいコート生地が買えますよね?”
”これやめて、リバティ買う方がテンション上がらない?”
”着用頻度で考えたら安いって、、、今まで全く着ていなかったのに?”
”って言うか、、、作れるじゃん?”
みたいな悪魔のささやきが必ず聞こえてしまって
買うのを断念。
このような理由から買うのはなんとなく悔しいと感じている。
それなのに作らないから、ずっと気になっている。
という状態がもう何年も続いていました。
それはなぜかと言いますと
自分がほとんどニットというかカットソーを縫ったことがないものだから
ぼや〜〜〜〜〜っと苦手意識があったんです。
(この感覚はきっとパンツのファスナーと一緒ですね。)
ソーイングをする友人にも
「何を言ってるわけ、今さら。」「めちゃくちゃ簡単やから、早よ縫ってみ。な?」
と背中をぐいぐい押してもらっていたのですが、
「だって、、、まず生地選びから分からないんだもの。。」
というウブな状態にいきなり陥ってしまう自分がいました。
まぁ正直なところ
縫えないことはないだろうと思っているんだけれど
調べながら縫うのって面倒くさいし、それする暇があったら他のを縫いたいなぁ〜〜〜〜
みたいな。
完全にカットソーをなめきった失礼な態度を反省しています。
でもね、なんだかんだ言っても
やっぱり欲しかったんです。
なのでたまたま船場センタービルのベルファインさんで
とても良いカットソーの生地(その判断の決め手はオーシバルのカットソーの質感にそっくりだ!と思えたこと。)があったので
えいや!と買ってみました。
いきなり色違いで2着分。
今まで欲しかったものだから。
この時、いつも背中を押してくれる友人も一緒で「パリにぴったりやん!」と
気分を上げてもらい重い腰をかなり引き上げてもらいました。
結論、ぜんぜん難しくなかったし2時間で縫えました。
どっひゃー。
しかも生地がしっかりとしていて良いのに見える。
けっこうしっかりと目の詰まったカットソー生地だったので縫いにくさも感じませんでした。
私と同じ理由でカットソーを縫うことも買うことも躊躇している方がおられるのであれば
もう今すぐに縫って欲しい。
縫えるから。
縫う上での準備や必要なことは
大抵の場合、掲載されているソーイングブックに書いてありますし。
(パンツの時も思ったのですが、ソーイングブックって何てありがたい存在なのであろうかと。全ての道筋を書いてくださっているのですね。何を今更なのですが。)
あまりにサクッと出来てしまったものだからむしろ物足りなさを感じるくらいでした。
でもせっかく自分で作ったのだからどこかにこだわりは入れておきたくて
脇に赤い刺繍糸で閂止めをしてあります。
ちょっとしたポイントだけれど、かわいいでしょ。
いつごろからか
どうせ服を作るなら自分で製図からやりたい。(製図が好きというのもあって)という意地みたいなものがあって
それも苦手アイテムを克服するのに邪魔な思いだったようです。
でも今回は時間もないことだし
パンツもカットソーもスパッとソーイングブックのパターンを使えばいいのだ!
と、いさぎよく割り切ることができました。
使わせてもらったパターンはの2023年のミセスのスタイルブック初夏号から。
表紙のモデルさんが着ているカットソーです。
ありがたいことに、作り方も丁寧に書いてくださっているから
何も困ることなくスイスイと縫い上げることができました。
少しボートネック気味で首が詰まりすぎていないところが女性らしさもあり
身頃に前後差がついていて前身頃が短めなのでバランスがとても良いのです。
可愛いのができた!とほんとに満足しています。
またサイズ感や着用した感想は着画の時に見ていただきたいと思います。
いつも見てくださってありがとうございます。
それではまた〜!
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