完成!ブリティッシュコート。



みなさんこんにちは。

今日も見に来てくださってありがとうございます!


2回前のブログから引っ張っておりましたコート、やっとこさの完成系お披露目でございます〜



じゃじゃんっ!

自分で言うのもなんなのですが、自分しか言う人がいないので言いますが


すっごく素敵!しゅっとしてる〜!




かなりメンズライクというか普段好んで作っているようなデザインに比べるとカチッと感が強め?


そうなんです、このコートはどうしても形をカチッとシュッとする必要がありました。



というのも

ヘリンボーンのわずかに田舎っぽい生地感にこの木のボタンを合わせると


色味や相性は抜群なのですが

うっかり田舎っぽい雰囲気というかヨーロッパの農夫のような雰囲気になる危険性が。



そういう雰囲気をオシャレに着こなすことが自分には難しいため、

形でシュッとシャープな印象に引き締めたかったのです。


この組み合わせやっぱりいいなぁ。


この生地とボタンはこの組み合わせのために私の手元に別々に辿り着いてくれたんだわぁと思いたくなるくらいにぴったり。(つまりあれですね、用途未定でもピンと来たものは買っておいて良いという事ですね。)




分かる方がおられるかどう分らないけれど

このコート、ネットフリックスの『THE CROWN』に出てくるピーター・タウンゼント大佐が着ていそう。


そう言われると、もうそうとしか見えないくらい。




コートのウエストを絞らないで着るとまさにピーター・タウンゼント大佐なのですが

そこは恋人であったマーガレット王女の様にウエストはきゅっと絞って着こなしたい。


そう、あのドラマはシーズン2までのマーガレット王女のスタイルがとびきりすてきなのです。




今回はメンズっぽいカチッとした印象にしたかったので接着芯もしっかり目のものを選び

毛芯もメンズテーラーに使われるような少し厚手のものを使いました。



毛芯は以前通販で買ったもので当時は


想像よりもガシガシっとワイルドなものが手元に届いてしまったことによって「これ使わないなぁきっと〜」と封印してしまっていたものでした。


すぐに捨てなくてよかった。




後ろ姿はこんな感じで

雨のロンドンが似合いそう。



もちろん雨の日に傘をささなければこのコートなどは普通にびしょびしょになってしまいますが


昔の映画ではコートのびしょびしょをあまり気にしていないようなシチュエーション(特に男の人)が多い気がするのは気のせいか記憶違いか。




コートって切り替えをどこに入れようかなぁと考えるのも好みを反映できる楽しいポイント。


このコートは前身頃、脇、後ろ身頃の切り替えにしました。

後ろ中心でもウエストを絞りたかったので合計6つのパーツ。



私の場合、前のウエスト周りに生地の余りというかクシュクシュした感じがあると似合わないので

ウエストをギュッと絞りたい時は生地を後ろに流したいのです。


そんな時に脇身頃(そんな呼び名があるか分かりませんが)があると脇線の後ろへの偏り(つまり後ろにたくさん寄せている感じ)が目立たないかなぁと思って入れてみました。


なんか良くわからない理論ですが私的には合っている気がするから良し!





生地とボタンの相性をさんざん褒めておいてなんなのですが

実はボタンをつけていない状態もすごく良かったんです。


ネイビーとか黒のウールやカシミアでボタンのないローブコートにしたら

それはそれでとても女性らしく、今度は女優コートになりそう。



我が家には既に一生分くらいの生地がありますので

その女優コートに適した生地も絶対あるはず。



今年の冬はそんな女優コートも作りたい。


でもロンドン気分も盛り上がってしまったからマッキントッシュでありそうなコートも作りたいなぁなんて思ったり。



その前に、このコートに合う冬用のパンツも作りたいし。


と、相変わらず頭の中だけ大忙しです。

ほんと手が追いついてない。



皆さんは今年のコート、どうされますか?





【好きなパン】

朝ごはんにリトルマーメイドの塩くるみロール。

このパンはあると必ず2個は買ってしまうお気に入り。





お米不足のようだけれど、あまり焦っていないのはパンが好きだからかな。


今日も最後までお付き合いくださってありがとうございます。


それではまた!

I LOVE YOUR DRESS!

50年代60年代のシネマファッションに憧れる moiponの洋裁日記。