パリジェンヌのトレンチコート、着てみました。

みなさんこんにちは!

今日も見に来て下さってありがとうございます☺︎



前回、前々回とトレンチコートのお話でしたが

本日もトレンチコート。



まだこれを着てお出かけは出来ていないのですが

あまりに気に入っているのでお家の中で試着するだけでも

相当たのしい。

自分で言うのもなんですが

めっちゃいいのが出来たと思う!




実は今までの人生で私は4着のトレンチコートを買った事があります。



どれもお店で胸がときめいて「この服が欲しい!」と思って買ったものたち。


1着目:キャメル(王道。パリジェンヌに憧れて)

2着目:ピンク(キューティーブロンドのエル・ウッズに憧れて)

3着目:レモンイエロー(CanCam的モテを狙って)

4着目:ベージュのトレンチコート(シュッとしたOLを目指して)



上記4着はもちろん見た目が気に入って買ったのですが

“それを着た自分”を気に入ったわけではなく“その服自体”を気に入って買ってしまったため

どれも頭の中の空想や期待ほどには
自分を素敵に見せてくれませんでした。



特に1着目のキャメルはクラシックなフル装備のものだったので私が着るとまさにガンダム。




なんとなーく微妙だな

と思ってもその頃は似合わない原因をきちんと考えたりした事が無かったから

何度も繰り返してしまう。



買う時は「どうか似合います様に」の願いと共にほぼ現実に目をつぶっているし

服が可愛い=自分も素敵になれる

と信じていた様に思います。



でもあまりに裏切られ続けたものだから(いや、私が悪いんですけどね。トレンチコート側からしたらえらい迷惑な話です。)


もういいやって思っていました。



でもやっぱり憧れてるんだから着たいじゃないですか。



それに自分の都合の良い様に全てカスタマイズできてしまうのが

自分で仕立てる事の醍醐味だしね。



もうだいたい自分の体型の事は把握できているつもりなので

ワンピースを作る時の様な気持ちで
“トレンチコートとは”という事にあまり固執しすぎることなく
割と自由にパターンを作って仕立てました。


横から見た時の後ろのピランがお気に入り。



生地も柔らかめなので着心地良し!



雑誌風に腕まくりしてみたり。


春らしくグリーンのスカーフを合わせてみたり

赤やネイビーのスカーフでトリコロールを意識したり

ヒョウ柄のスカーフなんかもシネマ女優っぽくて素敵ですよね。(持ってないですけど。)


春になったらインナーには


Joy of Sewing の為に作った『ノスタルジックな小花柄のワンピース』を合わせたいな。




このワンピースすごくお気に入り。

フェリダさんと言う輸入生地のお店のものなのですが


ブロードなのかな、ハリがあって体のラインを拾いすぎる事なく

かと言ってスカートが広がり過ぎることもなくこのデザインにぴったり。
コートの着丈もワンピースがギリギリ隠れるくらいなので

前を閉じて来た時はインナーがチラチラしなくてすっきり着られます。



去年は春に
「夏が来たら夏バテでどうせ痩せるから」

と言う意味不明な確信をもとに食べまくっていたら


自粛で外に出ないものだから全く夏バテず。


春に増量した分を消費しきれぬまま真夏を迎えてしまった為

まぁ見事に似合わない!



今やっと体型が戻ってるから

今年の春はもうアホな期待をして暴飲暴食しないと決意しております。
ついでにこのワンピースのアピールポイントをご紹介させて下さいね。


このワンピースのポイントはスカートの切り替えをローウエストにしてあるところ。


ウエストのくびれはジャストウエストの位置なのですが

スカートはミドルヒップより下から始まります。



なぜローウエストにしたかと言うと

このスクエアネックのワンピースは
スカートをどうしてもギャザーにしたかったからなんです。


でも、ジャストウエストから始まるギャザースカートって


ウエストに最低限のゆとりを確保すると
横から見た時、ウエスト周りがドーンと広がって見えてしまいませんか?



これは綺麗に見えて欲しい背中からヒップのカーブも消してしまうからだと思っていて

このワンピースはそこを解決する事を目的として
ミドルヒップまでをフィットさせたローウエストにしました。



もちろん50年代のお洋服の様にコルセットでグイグイ締め上げて
ウエストのゆとりゼロならピタッとフィットするんだけど

それは今の暮らしに合わないし
そこまで胴の部分を固定させてしまうと腕を上げた時に服が突っ張ってしまう。



それでは困るので
ウエストにはゆとりを入れてあるのですが

ミドルヒップのあたりはゆとりをかなり減らしました。


それによってピタリとフィットする。

でも、手をあげたりした時はウエストにある程度ゆとりがあるから
動きに合わせて服もちゃんと上がります。



このワンピースは初心者の方にも
「手作りであってもちゃんと身体のラインが出る服も作れる。」

と言う事を知ってもらいたかったので

工程は多くとも初心者の方の心のハードルとなるであろう“裏地・ファスナー”の無いものにしました。



作ってみて横からのシルエットを見た時、

「あれ、悪く無いじゃん私!」

と思ってもらえたら嬉しいです。



服って不思議で特に体型が変わっていなくても

いつもの自分より素敵に見えるバランスってあるんですよね。


もちろんその逆もたくさんあるから恐ろしいのだけれど。



そしてその為には自分の体型の
良い所、あまり良く無い所

を把握して半目ではなく眼力全開で見つめる事が大切。


特に好きじゃないところって目につきやすいけれど
人それぞれに良いところはちゃんとあるから、気付いていきたいですよね。




あらら、今日はものすごく長くなっちゃった。

まぁ、週末だからと言う事でゆるしてね。



最後までお付き合い下さってありがとうございます☺︎

それではまた!

I LOVE YOUR DRESS!

50年代60年代のシネマファッションに憧れる moiponの洋裁日記。