赤いリネンのドレス2020

みなさんこんにちは〜!

今日も見に来てくださってありがとうございます☺︎


今日は何だか長いブログになってしまった気がするのですが

いつものごとく大したことは書いてないので安心して読んでください。

時間潰しにはもってこいってことで。




少し前に部屋の片付けをしていたら引き出しの奥の方から(上の写真の)こんな可愛い物が出土しました。




箱は見たことがあったし(お財布を買った時にここに入っていた)
買ったのもそんなに前でもない(4年か5年前?)のですが

中に何かを入れていたという事をすっかり忘れていたので、開けた時の



きゃわわわわー!


という喜びはほんとに宝箱を発見したみたいでした。





というかこれは自分で仕掛けていたんです。
いつか自分で発見する時の為に。

映画『アメリ』で主人公のアメリが自分の住むマンションで前の住人の男の子(10歳くらいと想定)が隠した宝箱を見つけるシーンがあります。



そこから物語も進んでいくんだけど、この小さいものがゴチャゴチャ入ってるっていう楽しい様子がすごく好きで

開けた瞬間の気持ちを自分も味わいたくて

自分で可愛いものを色々入れて引き出しの奥にしまってみたら


まんまとそれを忘れて開けた時の

「わぁ〜!」

を味わう事が出来ました。




あぁ〜ときめいた〜。




という事で

自分にとってときめく服、赤いドレスを今年も仕立て始めました!

こちらは去年作った赤いリネンのドレス。

チェックちゃんのやさしいリネンで作りました。


この2年前にも同じような赤いリネンのドレスを仕立てているんだけど

実はスカートの形が変わっていたりあき寸法が変わっていたり素材の変更をしていたりと

ちょいちょいアップデートしてあります。




毎年すこしずつデザインのマイナーチェンジや
アップデートをして作り続けたい私にとってのとっておきのアイテムです。
これが初代赤いリネンのドレス。


ディオールのヴィンテージドレスを思い浮かべて仕立てたものなので

これを着てパリのディオール展に行けた時は感動でした。


自分の憧れと現実がどこかで結びついたみたいな。


もちろん私の服とディオールのドレスを同列に並べたいわけじゃないんですよ。


でも、心の中で何かしら繋がりを感じられた時の“特別”ってありますよね。


このドレスを着てあの時あの場所に行けたことは忘れられない思い出です。


お腹の底から服作りに対するエネルギーが湧いて来るような震えるような体験でした。




という事で
今年も去年と同じくチェックちゃんのやさしいリネンの赤をスタンバイ。


初代は天使のリネンなのですが、こちらのやさしいリネンの赤の方が自分の顔色にあっている様子。


天使のリネンは少しだけ赤黒い感じ(表現が悪すぎる)で、こちらは少しリンゴとかの赤に近いのかな?なんて思っています。




でもさっそく
スカート部分のパターンにね、すごく悩んでしまって2日くらい予定がずれ込んでいます。


もう本当ならそろそろ形が見えても良い頃だと思ってたんだけど

まだパターンがやっと仕上がったところ。



でもでも、特別なアイテムだからこそ時間は気にせずに納得いくまで詰めなきゃね!

な気持ちでしぶとく粘りましたよ。




今日はできたら裁断までやってしまいたい。

そしたら明日からさっそく仕立てられるもんね。



あぁ、楽しみ。

こんなにワクワクする定番アイテムが自分の中であるってすごい幸せだなぁ。



みなさんは「これが私の定番服」ってありますか?

渾身の1着なんだけどずーっと付き合いたくて作り続けたいみたいなの。


色んな人のそういうの、見てみたいなぁ。





おまけのパリの本

『パリのおさんぽ』


この本、面白いんです。


旅本にしてはたいしてお店の情報とかは載ってないんだけど

こんな風に見開きで長くパリの街が載せられているページが多いので


なんとなく自分がその風景を目にしているような気分になります。


数年前にね、このセーヌ川沿いのアパルトマンを借りた事があるのですが

この船が夜に信じられないくらい光るんです。


サーチライトを周りに向けて放っている?みたいな。



いや、これ住人だいじょうぶなん?ってなるくらいに激しく明るい。

で、夜に目が冴えたというどうでも良い思い出でした。




そんな感じでこの本からは

なんとなーくその時のパリの気温とか空気みたいなものを感じられるような気が、、


気のせいに間違い無いんですが。

可愛い服をたくさん持ってまたパリに行ける日が来たらいいなぁ。



コロナよ早く絶滅せよ!!


このお店はパリのおもちゃ屋さんでミニチュアの食べ物や雑貨なんかがたくさん置いてある大好きなお店。


自分で仕掛けた宝箱に入っているミニチュアの食べ物も昔ここで買ったものです。

ここ気持ち的には夢がいっぱいで何時間でもいられます。


が、お店の人と気まずくなるのでそんなに長くはいられない。


素敵なドールハウスも意外と買いやすいお値段で

いつかいつかいつか、買って帰りたいと狙っています。




それではまた。

明日から雨みたいなので、集中して縫うぞ〜!

I LOVE YOUR DRESS!

50年代60年代のシネマファッションに憧れる moiponの洋裁日記。