【完成】私も欲しい、パステルカラーのルームドレス。



みなさん、こんにちは。

今日も見に来て下さってありがとうございます。



朝起きてリビングに入った時のお部屋の寒さから

だいたいその日の寒さが予想できるのですが


今朝はその寒さの度合いがかなり控えめだったというか

少し暖かく感じました。



昨日までの寒さとは明らかに違う空気の柔らかさ。

どうやら今日から1週間くらい、暖かい日が続くようですね。



もう明日と明後日で2月も終わるし


週末はほんとか嘘かわからないけれど19度!なんて予報もあるみたいだし

いよいよ " 春 " が具体的に感じられるようになりそうです。



スプリングコートも完成しているし

さぁ今から何を仕立てようかなぁというところなのですが


どうやらほんとはまだ何かアウターを縫いたいと思っている自分もいる様子で


トレンチコートの生地を出しては「いやいや、今からはやめた方がいいって。」と思い直して引っ込める。ということを繰り返しています。



あんなにネイビーのスプリングコートを縫っている間は早くゴールしたい!と思っていたのに。



アウター作りって登山みたいな話なのかもしれないですね。(登山しないので想像ですが。)



こつこつ1つ1つの地味な工程をこなしていくところは

山道を地道に1歩1歩登るようだし



途中で「なんでこんなに工程の多いものを縫っているんだろう〜ちょっとこれ置いて他を縫っちゃいたいなぁ」という思いも


登山の途中で「どうしてしんどいと分かっているのにまた登っているんだろうか。景色の良い平坦を歩くのではダメなのか。」(これは想像。私なら絶対に思うので。)と言う気持ちに似ていそうだし。



でも両方とも、終わったらとても気分がよくて

それを成し遂げたという達成感と共に


「すぐにでもまた縫いたい!(登りたい!)」という気持ちになるところも。

(登山に関しては「もう二度と登るか」となる可能性も大いにある。わたしの場合ですが。)




ということで、すぐにでもまた1着を縫いたいような気持ちになっています。



そうなると、季節よどうかもうちょっとゆっくり進んでおくれ〜〜〜〜〜となってしまいます。


ほんとは新しい季節を楽しみに待ちたいし、嬉しいのに

これはとても複雑。



そんな曖昧な気持ちの時、今までであれば手がすっかり止まってしまっていたのですが


近頃のわたしの中では”手が止まった時はこれを縫えば良い。”というものが決まっているので

時間だけが過ぎてしまって気持ちが焦る。ということが減りました。



そう、以前も書かせていただいたと思うのですが

そんな時は率先してルームドレス(シャツドレス、ワンマイルウェア)を縫えば良い。


春らしくってかわいいルームドレスが完成しました。



フランス人イラストレーター、イザベル・ボワノさんと

チェックアンドストライプさんのコラボレート生地。



動物たちの表情がとっても可愛くってずっと眺めていたいような気持ちにさせてくれる生地なのです。




そんな可愛い生地で仕立てたルームドレスだなんて

それはそれはハッピーなアイテム。



でもこれ、私のではないのです。

こんなにかわいいのに、かなし。



こちらはいつも東京に遊びに行った時にお世話になっているジーザスの従姉妹からのご依頼品。




前回の東京で、チェックアンドストライプさんの吉祥寺店に一緒に行ったのですが


その時に従姉妹がこの生地に一目惚れ。

「どうしてもこの生地でシャツワンピースが欲しい!」というではありませんか。




正直なところ

「縫って欲しい、なんて言われませんように。」と心の中で念じていました。



彼女自身も一時期ソーイングをしていたこともあるので

「シャツワンピースのパターンだったら本にたくさん載ってるよ〜」なんて言ったりしてごまかしていたのですが


「でもこんなに可愛い生地なのに、私が作ってぐちゃぐちゃになったら意味ないし・・・」と恨めしそうに私を見ながら言うので(そしてこの10倍くらいの猛プッシュがありましたので。)




「縫わない!縫わないよ!知らないからね、わたしはっ。」とは言えなくなっちゃって。


いつも仲良くしてもらっているお礼の意味も含めて

お仕立てを引き受けることにしました。




もうほんと

「チェックちゃんもお仕立てサービスあるよ。」と喉元まで出てきていましたけれども。



うふふ、私っていじわるだわ。





それでも引き受けようと思ったのは

自分のでなくてもきっとこの生地なら仕立てるだけでも楽しい気分を味わえそうなくらい

可愛い生地だったから。

この生地があまりにかわいいから


「やばい、逃げろ〜〜〜〜!」な気持ちから

「可愛い生地を触れる〜🎵」という楽しい気持ちに変われたのです。


これがあれですよ

濃紺の無地だったらスパッとお断りしていました。

買いなさい、と。



バンドカラーと前開きの部分を別布にしたところが良いアクセント。


ベースの生地と質感が似ていたので 海のブロード から選びました。

ちょっとピンクが入るだけでも春気分が上がりますね。



かわいい生地というのはどの状態もかわいい。


背中に入ったギャザーは仕立てならがもそのかわいさに

とっても癒されました。


これを着ておうち時間を楽しんでもらえたらうれしいな。

愛犬のお散歩くらいなら、着て出かけてくれるのかな。


下にブルーデニムを合わせてもすてきだなぁ。




とってもかわいいルームドレス。

喜んでもらえますように。



可愛いのを縫っていたら楽しいのもあって羨ましくなっちゃった。

私も春のシャツワンピース兼ルームドレス、1着仕立ててしまおうかしら。





今日も最後までお付き合い下さってありがとうございます。

それではまた〜!


I LOVE YOUR DRESS!

50年代60年代のシネマファッションに憧れる moiponの洋裁日記。