今年最初の1着は、とっておきのクラシカルコート。


みなさんこんにちは。


大変遅くなってしまいましたが

明けましておめでとうございます。



今年も機嫌良く、楽しく、美味しく、暮らしていきたいと思っています。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。





新年の挨拶をさせていただいておきながらも

今年はもう新年が始まってかなり経過してしまっていますね。



お正月ボケはさすがに引きずってはいないのですが

この時期って寒けれど気分がなんだかとてもぬるい。



12月に入った時から

年明けを目指してどんどん気持ちもスピードもアップしていたはずなのに、


いざその目標としていたのであろうお正月を迎えると

特に何かしらの成果や手応えがあるわけでもなく、


これが目指していたあれ?みたいな。




あの年末の浮かれたようなギラギラっとしたエネルギーってなんだったのかしら?と毎年なります。 




 もうここからの冬は寒さを味わう義務感だけというか、、、暖かくなるのをじっと待つだけみたいな。(スノースポーツが趣味のジーザスはこれからがシーズンだ!とギラギラしていますが。)


 でもこのぽかーんと間延びしたような寒い日々も良くて

北風の吹く窓の外を眺めて「あぁ暖かいお家が一番」なんて言っている時間が、けっこう好きなのかもしれません。 




そんな感じで1ヶ月ぶりに戻ってきた、ほんとの日常 という感じを味わっています。



さて、本日は新年最初の1着のご紹介です。




大きなショールを巻いたような襟が特徴のコートが完成しました。



ボタンはゴールド。


おそらく仕立て始めたのが12月でなければ黒を選んだ気がするのですが

ついうっかり年末モードのギラギラっとした部分がゴールドに出てしまっています。





もちろんボタンつけをしたのは年明けなのですが

仕立て始める前に表地、裏地、ボタンの組み合わせを最初に決めてしまうタイプなので

もう後から変更する気分でもなく、とても冬っぽい仕上がりです。





このお襟がなんせ生地がたくさん必要で

ダブル幅の2.5mでは作れないかなぁと思っていたのですが


身幅をボックスシルエットの近い、広がりの少ないものにし

お袖も2枚袖にして型紙をどうにか工夫して配置できるように調整しました。




この生地を見た時から、どうしてもこのお襟にしたくって。



こちらの生地は少し珍しくて

コットン60%、レーヨン20%、ウール20%なんです。


そう聞くと寒そうなのですが

ジャガード部分がふんわりしているからか、想像以上に保温性がありました。



そう、実はもう着用してみたので次回は着画も載せさせて頂きますね。




マスヤさんのセールで出会ったとっておきの生地だったので

妥協のないデザインとして形にできて嬉しいな。


一目惚れできてしまう生地にはめったに出会えないので

大切に着たいと思います。



こういうクラシックな形のコートは20歳のお嬢さんが着ても似合うと思うし

80歳のマダムになっても素敵ですよね。






その時その時の自分に合った着こなしができる服、長く付き合って行きたいと思える服を

少しず丁寧に仕立てていけたらなぁと思います。






【おやつ】

さぁて、コートが完成したから次は何を作りましょうか!?


と布を前に並べながらお茶している時間が何より楽しみ。



冬服をもう少し縫おうかな

いえいえ、春のアウターかな

いやいやいや、軽やかな気分になれる花柄コットンも良いし


こんな風に悩んで何にもできない2日間くらいが一年に何度もあって

それもったいない!といつも思うのです。



でもしょうがない。焦ってもいいものって作れないしね。




皆さんはもうそろそろ春の気分でしょうか。それとも冬を満喫中?


真冬にノースリーブのサマードレスを作るのも自由

真夏にウールのコートを縫うのも自由


楽しく今年もソーイングを楽しみましょう。



今年もどうぞ、よろしくお願い致します。



I LOVE YOUR DRESS!

50年代60年代のシネマファッションに憧れる moiponの洋裁日記。