本日5月2日、20時〜発売です!

みなさんこんにちは♪



気持ちの良い日差しがありながらも少しひんやりしているゴールデンウィーク、

いかがお過ごしでしょうか。




いきなり当日のお知らせとなってしまうのですが


ファブリックバードさんとmoiponのコラボ生地

『シルクタッチのコットンサテン水玉模様』新色4色が



本日(5月2日)の20時より発売になります!




どの色もとても素敵に仕上がっているので、


私も”この夏のみずたま計画”をただいま楽しく進行中です。





ほんとは発売のタイミングまでにキャラメルでワンピースを仕上げられていたら良かったのですが、、、



ぜんぜん間に合いませんでした。





自分で言うのも何なのですが、生地がなかなか無いくらい綺麗で


あらゆる服が想像できてしまうためにほんとにハサミを入れられなくって。





いざ裁断!となっても、



いやいやこれがほんとにベストなのか?とか迷っては引っ込めて


また決意してハサミを握っては引っ込めて、、



を繰り返していました。




そんなことだから


生地は随分前から手元にあったのに、今日やっとハサミを入れられたところという状態なんです。



でもきっと可愛いドレスができる予定なので、こちらも楽しみにして頂けたらと思います。





さて、私のサンプルはまだなのですが

ファブリックバードさんにお願いしていたサンプルは、


さすがプロの縫製、きっちりと”製品”っぽく仕上がっております。




今日はそれを見て頂きますね。






ノアール(黒)で【JOY OF SEWING〜さぁ、縫おう〜】に掲載してある


“マドラスチェックのシャツワンピース”を“赤いリネンのドレス”のスカートで仕立てて頂きました。

じゃん!



す、す、すっごく素敵だと思いませんかこれ。


クラシックどまんなか。





見た瞬間に胸がきゅーん、となってしまった

まさに夏のオードリースタイル。





小さめの水玉模様がどことなく懐かしくて


まさに少女の頃の自分が憧れていた”大人の女の人”というイメージ。




言うならば ”なつかしくて、かわいくて、でも大人っぽい” 水玉模様。











ここでお話が少し飛んでしまうのですが、、



実は最近、自分の作るものに若干の迷走感が漂っていたんです。





ふとしたきっかけで掃除をすることに目覚めた私の中でふくらんできた

「丁寧に暮らしたい。」という思い。




はじめての断捨離に踏み切ったことにより

“整える心地良さ”を覚え


それをもっと深く知りたいと、丁寧な暮らしを実践しておられる方がたくさん紹介されているような本を

それこそ一気に20冊ほど読みました。



新しい世界を知って、知れば知るほどそれに近づいている気分になって

夢中で読みました。




自分の良いところでもあり、悪いところでもあるのが吸収力だと思っているのですが

それが服作りにまで影響を及ぼしてしまうとは、、。





その、丁寧な暮らしというスタイルに憧れ始めてからと言うもの

作りたい服のスタイルがわからなくなってきていたんです。




先ほども書かせてもらったように

見て聞いて読んだこと、インプットは早いのですが

それを自分らしさの芯をもとに
融合させて活かすという事が苦手。




気が付けば自分らしさは置いてけぼりで

その本に紹介されている人たちの様な服装(身体に負担のない締め付けのないシンプルなデザインのものを極力少ない数で着まわす。)こそが丁寧さの表れであり、“正解”なのではないか、と思い始めていました。





本の中で紹介されている肩の力が抜けた
自分の内面をきちんと大切にした暮らし。



わたしも

もっと暮らしの中での余分な力みをとりたい。


それなら、これから作る服からも
肩の力を抜いた方が良いのかな。


あまりフィットしたものじゃない方が良いのかもしれないな、、とか。


そしたらどんどん、何が作りたいのか分からなくなっちゃって。



しかも、当たり前なんだけど「いいな」と思ってもなんとなく雰囲気でぼんやり思っているだけだと

具体的にどんなデザインにしたいのかも分からないから製図も思い浮かばない。







でもこの水玉模様のワンピースを見て

作りたいものはやっぱりコレ。コレでいい!コレがいい!!

と、気持ちがなんだかスッキリしました。

自分が仕立てたのではなく、仕立ててもらったからこそ

完成形をパッと目にした時のインパクトが大きかった。




私が作りたいし着たいのは

やっぱりこういうクラシックで、いつでも心の中に大好きなシネマのヒロインを感じられる服なんだって思い出しました。





丁寧に暮らしたいけれど、それと服の好みは別だよって。

なんでこんな普通のこと、分からなくなっていたんだろう。




すぐにこう(両手のひらを揃えて顔を縦に挟むようにセットして、それを前に出すジェスチュア)なってしまうタイプなんですよね。




ついついノアールばかりの紹介になってしまいましたが


どの色も素晴しく美しくて

まさに洋服のための水玉模様、という完成度の高い仕上がりです。

でも、今だから言うとほんとは

ライム(1番左)とキャロット(左から2番目)は作ってもらえないだろうなぁと思っていたの。



理想として、この2つのカラーでシルクの様な質感のものがあれば


服にした時に絶対かわいいし、珍しい色だからこそ洋服ブランドがわざわざ別注で作ったという雰囲気になる。そう信じていたので希望として出させてもらったんだけど、



心の中ではきっと、ベーシックカラーではないから却下だろうなぁと。



他の候補としてあった保守的な組み合わせが優先されるものと思い込んでいたら


担当者の方がきっぱりと「このカラー、いいですね!これ出しましょう。」と言って下さったんです。



もうなんだか嬉しくって。


またこれについては、詳しく作りたいものとか書かせて頂きますね。




そんなこんなで今日も長文。

読んでくださっているみなさま、本当にいつもお付き合い下さってありがとうございます。





今日は生地の発売をお知らせすることが目的だったのに

なんだか良くわからない、服作りに迷走していたというお話になってしまいました。


もんもんぐるぐるしていた気持ちをパッと晴らしてくれる様な素敵なワンピースを仕立ててくれたファブリックバードのスタッフさん

気持ちの切り替えのきっかけとなる生地を作って下さったファブリックバードの担当者の方々、染色工場の職人さん、みなさんに感謝です。




生地はすでにこちらから見て頂けます。

販売は20時から。



I LOVE YOUR DRESS!

50年代60年代のシネマファッションに憧れる moiponの洋裁日記。